「スペインの魅惑」
永沢まこと イラストレーション
宮本美智子 文
著者との相性とかあるんでしょうか。。
あんまりおもしろい内容ではなかった。
しかし、イラストがたくさんあり、
その中に自分が観たフラメンコダンサーのイラストがあった。
有名なタブラオの有名なバイラオーラだったらしい。
名前をはっきりと覚えていた。
中の様子が全くわからないタブラオの入口にうさん臭いおじさんがいて、
今日は超有名なバイラオーラがいるから見なきゃ損!みたいなことをまくしたてられて、
中へいざなわれた。
そこは観光客用かもですが、ちゃんとしたタブラオでバーカウンターなんかも別エリアにあって、
見上げるような木のステージで抜群のプロポーションの若いフラメンコダンサー達が威勢よく踊っていた。
ブランカデルレイはいつ出てくるんや??と思いながら。
スペインの夜は遅いとは聞いていたけど、、
午前0時頃に休憩が入ってその後出てくるということで、
慣れない私たちは帰ろうかと思ったけど誰も帰ろうとしないし。。
そしたら紫と黒のぴったぴたの衣装に身を包んだ、若いころは超ナイスバディだったんだろうな、
お腹が少し出てるけど背筋が伸び、鼻が高く彫が深く美しい、
一目見てわかるほどのオーラを纏った初老の女性が出てきてカタカタカタカタカタ~っっと、
聴こえないくらい小さな音から盛り上がって踏みしめるまで、
まぁ、そら迫力ありました。
思い出話になってしまいましたが、
不発な本が懐かしい記憶を思い出させてくれました。
やっぱり旅っていいな。。